そして、その時は来た。


 

3:30

暴走族の爆音と共に目覚めて、コーヒー飲んで、ガソリン入れて再出発。

 

やはり。

回転を上げるとライトが消える。

それも、さっきまでより長い時間消える。

 

 

明らかにおかしいのだが、ちょりゃの頭の中は、

 

「ライトなんで、なくても、昼間になれば大丈夫。エンジン不調な訳じゃないし・・・」

甘かった・・・


しばらくすると、最初と同じく80キロ、4000回転で走行しても消えなくなった。

そして、Gちゃん異変に気付いたのは赤城山を超えて湯沢のあたり。

 

雨雲が前に見え始めたので雨の神にお会いするため、正装を纏う。

 

いや、ただ、カッパ着ただけなんだけどね。

 

 

その時に、エンジン掛けたままカッパ着ていたら、

なんか臭うのです。

 

硫黄臭いというか、嗅いだことのある匂い。

そう。ブローバイガス(未燃焼ガス)の臭い。

 

最初は下水の臭いかとおもったのだけど、どうやら違う。

ただ、今までも少しは臭っていたので、

悲しいかな、

私のエマージェンシーコールは発動しなかった。

 

 

 

そして、運命の出発。

カッパは着たものの、雨は降っていない。

のちに知ったのだが、新潟は結構な雨だったらしい。

 

そして周囲も明るくなっていたため、ライトも必要ない。

ライトを消して、時速を90キロに上げる。

 

多くの方々が勘違いをなさっているのだが、

何をかくそう、このちょりゃ。

超安全運転。

だって、ビビリだもん。

 

昨年、人生初のスピード違反で捕まえて戴いた白バイさん。

そんなちょりゃをGetできるなんて超レアですよ。

ずっとゴールド免許だもん。

日々、善良でもダメなんだと教えられてイジケタけど、それでも安全運転。

 

 

そして、その時は来た。

 


順調に魚沼の田園地帯を北上し小出IC過ぎたあたりを走っていたら、

突然のエンジンの異音。

ボボボボって。

なんか燃えてない感じ。

 

アクセル煽っても出力が上がらないから、シフトダウン。

その時にクラッチ切ったら。。。

 

 

エンジン切れました(笑)

 

 

おいっ!!って声出してツッコミましたよ。

だって、タコメータの針が指しちゃってんだものw

 

こりゃ困ったという事で、クラッチをつなぐと多少復活するもののエンジンブレーキ状態。

またクラッチを切るとエンジンストール。

 

この間、約200m位のお話。時速は90キロほど。

だから、時間にして8秒〜10秒くらいのお話。

 

 

すぐに路肩に緊急停車。

もちろん、エンジンは止まってます。

 

 

そして、困ったことにその場所は橋の上で緩やかな登り。

路肩なんて少ししかありゃしない。

 

場所は関越道下り208.6KP(キロポスト)付近。

 

さて、困ったぞ。


次に続く。