5日目


5日目: 8月15日(水) ここまでの走行2163.0km

 やや 霧の摩周湖
疲れていたのか予想以上に眠ってしまった。


今日は道東地区を巡る予定。
まず、摩周湖に向かった。
言わずと知れた霧の摩周湖。霧が晴れているときに遭遇すると結婚
 できないというが、じつは私、いままで霧の摩周湖を見たことがない。
なぜなら、小さい頃は晴れたときにしか行かなかったから。

今回は、微妙に霧がかかっていたような気がするようなしないよう
 な・・・
摩周湖は第1展望台よりももう少し先にある第3展望台がお奨め。
一番見晴らしがいい。
そこから、今度は裏摩周へ向かい、反対側から摩周湖をみて
開陽台へ向かった。

ライダーの聖地といわれるその景色やシチュエーションは抜群で、天
 気さえ良ければテントで野営してもいい。

開陽台から名物アップダウンの直線道。
何回か往復したくなるような 本州では絶対にない道。
ツーリングに来て良かったと心の底から思う瞬間だった。


そこから羅臼に抜けて知床峠に向かった。
快適なワイディング。そして絶景。
もう少し晴れていたら北方領土も見えるがそこまでは無理だった。
峠の山頂で焼きもろこしと焼きイカを食べながらしばし休憩。
のどかな時間が流れる。


カムイワッカに向かった。駐車場からシャトルバスで行く。
知床はナショナルトラスト運動というのをやっていて、環境保護のた
 め一部地域は特定車両以外は乗り入れ禁止となっている。
もちろんカムイワッカもその保護区になっている。
バスもハイブリットバスだった。

滑るお湯の川を上りながら滝壺に向かう
ここは滝壺が浴槽という全国でも珍しい露天温泉で、日本の名湯で
 常に第一位に輝く温泉だ。
当然観光客も多かった。皆、水着で入浴。ゆっくりする雰囲気ではな
 いが、滝全体が温泉なのでスケールのでかさには驚く。


バスから見える夕陽が沈む頃、バイクに戻った。
途中キタキツネやエゾシカに出会った。野生動物の宝庫なだけある。
ヒグマには決して出会いたくないけど・・・

実はこのとき、バイクのキーをつけっぱなしにしていた。
都会なら盗まれてしまうところだがさすがは田舎。
そのまま置かれてあった。

あとは帰るだけと思い、エンジン始動。
なんか微妙に調子がおかしい。
と、思っていたらライトがつかない。周りは既に日も落ちて真っ暗。
住みなれた地域とはいえ、暗闇の中をライトなしで走るのは
とても怖い。

結局、相方が後ろからライトで照らし、道のわかる自分が前を走ると
 いう方法で60kmほどの距離を走った。この地域は本当にのどかな
 地域で都会と違い、無駄な電気がほとんどない。

道は真っ暗だが星もきれいだった。

 開陽台のテント群

 知床峠山頂

 焼きもろこし

カムイワッカの滝まで
こんな温泉の川を歩きます

カムイワッカの滝
見える滝すべて温泉

オホーツク海に沈む夕陽


4日目へ  6日目へ