拝啓、トウカイテイオー号


 

拝啓、トウカイテイオー号

 


私の人生にこの馬ありと言って間違いない。

トウカイテイオー号。

 

ギャンブル的な要素ではなくその在り様に深く感銘。

 

人間以外に尊敬するなど無いと思っていたが

生きとし生けるもの、何に感銘を受けるかはわからない。

その対象がこの馬だった。

 

 

4度の骨折がありながらも、通算成績GT7勝

日本調教馬として最初の国際G1競走優勝馬。

引退レースともなった93年有馬記念は涙した。

1年間の休養明け、ブランクがあるにも関わらず

列強の馬たちをものともせず1着。

 

そして、引退。

これまでのツーリング等でも何度かこちらに伺った。

鬣や尾の毛を関係者から戴いたりもした。

 

その馬が2013年8月30日に

馬齢25歳、急性心不全で亡くなった。


営業時間が過ぎていたこともあり売店等は閉まっていたが

その分、人も全くいなくてゆっくりできた。

 

勝手に遺影を設置 (私の携帯の待受は常にテイオー)


たくさんのお供え物があるところを見ると

多くの方々が墓参りしているようだ。

放牧場をみても馬はいない。

あぁ、ここの屋根の下によくじっとしていたなぁと

思い出しながらボーっとする。

 

 

涙が出た。

きっと疲れていたのだろう。

 

合掌。